文鳥 分類と生息地と歴史についてちょっとだけ
文鳥は スズメ目 カエデチョウ科 キンパラ属 に属しています。
皆さんおなじみのスズメは スズメ目 スズメ科 スズメ属 に属しており、同じスズメ目でも文鳥とは少し離れていることがわかります。
では文鳥と同じキンパラ属にはどういった鳥がいるかというと、こんな鳥が挙げられます。
この鳥はそのままずばり、キンパラといいます。
色合いこそかなり違いますが、姿かたちは文鳥にそっくりですね。
脱線しそうなので文鳥に話を戻します。
文鳥は英語では「Java Sparrow」。ジャワ島のスズメという意味ですね。
その名前の通りジャワ島(インドネシア)原産の鳥で、現地では昔はポピュラーな鳥だったらしいのですが、別名「Ricebird」と言われるように、米等の作物を食べてしまうため、害鳥として捕獲駆除されることもあり、現在は野生種は減少してきているようです。
絶滅なんでことにならないよう、現地の方々には是非とも保護に力を入れていただればと思います。
文鳥が日本に入ってきたのは江戸時代の初期らしく、その頃からペットとして愛されていたものと思われます。
特に、愛知県の弥富町というところでは精力的に繁殖が行われ、明治時代にはそれまでは並文鳥、桜文鳥しかいなかった中で白文鳥を生み出すことに成功し、日本で唯一の白文鳥の特産地となりました。
ですが現在では弥富の文鳥飼育農家はほとんど残っていないようで、とても寂しい限りです。
ペットとしては現在でも愛されている文鳥ですが、こういった飼育の文化も後世まで残っていってもらいたいものです。
その他に、1970年のオランダでシナモン文鳥、1980年ヨーロッパでシルバー文鳥、1990年のイギリスでクリーム文鳥がそれぞれ作出されました。
このあたりはについては、いつか改めて調べることができればと。
まだ全然中途半端な内容しかまとめられてないので、そのうち追記とかしたいと思います。